柔道は、嘉納治五郎先生により確立された武道で、今では世界中に拡がっています。
私は今も現役で柔道の各大会に出場しており、生涯現役をできる限り貫く所存です。
試合や稽古は鍛錬に最適ですが、それよりも私は、柔道の理念の高さに重きを置いています。
たとえば「押さば引け、引かば押せ」という考え方。押してきた相手に対し引き、引いてきた相手に対し押す。この言葉からは、衝突を避け、攻撃を主とせず、何事もなかったかのごとく力をかわすという、嘉納先生の平和的な概念が伺い知れます。
自分さえ良ければいいという考えではなく、思いやりを持つことの大切さ。「人間形成の道」に重きを置く柔道の精神に触れるたび、「自分もこんな指導ができれば」と、つねづね考えさせられています。
柔道の精神は、日頃の診療にも通じることが多分にあり、つねに人間としての成長を意識しながら患者さんと接しています。
院長の柔道歴
- 2003年4月
- 日本武道学会会員柔道専門分科会会員
- 2003年9月
- IJF国際柔道学術会議にてパネル発表
- 2008年5月
- 全日本柔道連盟公認審判員B級ライセンス取得
- 2010年
- 第7回日本マスターズ柔道大会
第1回アジアグランドマスターズ柔道大会
81kg級(M6)優勝 - 2011年4月
- 講道館柔道7段
- 2013年4月
- 公認柔道指導者C指導員
第10回日本マスターズ柔道大会
第2回アジアグランドマスターズ柔道大会
81kg級(M6)準優勝
第5回ベテラン国際マスターズ柔道大会
(アブダビinアラブ首長国連邦)
81kg級(M6)第3位 - 2014年
- 第6回ベテラン国際マスターズ柔道大会
(マラガinスペイン)
81kg級(M6)第5位 - 2015年
- 第7回ベテラン国際マスターズ柔道大会
(アムステルダムinオランダ)
81kg級(M6)第5位 - 2016年
- 第8回ベテラン国際マスタ-ズ柔道大会
(フォートローターデールinアメリカ)
81kg級(M6)第7位 - 2018年3月
- 公認柔道指導者B指導員
- 2023年2月
- 全日本柔道連盟 顧問審判員
柔道に関わる資格
講道館柔道七段
(財)全日本柔道連盟公認Bライセンス審判員(東海柔道連合会)
公認柔道指導者B指導員(全日本柔道連盟)
IJF国際柔道学術会議(国際柔道連盟)
柔道整復師卒後臨床研修施設(柔道整復研修試験財団)
中学校武道必修化柔道指導者講習会(愛知県柔道連盟)
愛知県柔道整復師柔道大会・東海接骨師柔道大会・日整全国柔道大会に選抜出場多数、全国高段者柔道大会・東海高段者柔道大会など、今も現役で柔道試合に出場。
柔道の精神は、「精力善用」「自他共栄」の基本理念にある。
「目的を達成するために精神の力と身体の力を最も有効に働かす」ということ。柔道だけでなく、日常生活や社会生活全般にも当てはまる普遍的な原理。
「自己の栄えのみを目的とせず、助け合い、譲り合い、融和協調して、共に栄えることを目指す」ということ。他人は、互いに助け合い、感謝し、敬意を払うべき存在である。
障害者柔道教室などで指導
2011年から、院長は「NPO法人愛知自然塾障害者柔道教室」(豊橋桜丘高校)の指導者として、月1回参加しています。
この教室では「教える」というより障害を持つ方たちに「教えられる」ことがたくさんあり、つねに新鮮な気持ちで指導にあたっています。